セッションテーマは「がん治療への不安と術後の痛み」でした。実はこの話は実の姉の話です。

姉は今年の1月乳がんの手術は受けましたが、術後の痛みとがん治療への不安があることでセッションしました。自分の家族へのセッションでしたからうまくいくかわかりませんでしたが、結果はおどろくものでした。

ま ず不安感と痛みにEFTを何度かしていると記憶が出てきました。姉が6-7歳の頃の記憶で私はまだ1歳足らずの赤ちゃんの頃でした。両親が大げんかし、姉 は寝ていたのですが起きてしまったようです。そして両親が離婚の話をしているのを聞いたそうです。その時、母が私はまだ赤ちゃんで病弱なだから自分が引き 取るけれど二人も育てられないから、と姉は置いて行くから父が育てるという話をしていたそうです。その時、姉は強烈な不安を感じ泣き出し、それで両親が思 いとどまり、喧嘩と離婚の話が終わりました。その時にできた姉の信念が、「自分は母に捨てられた=母に愛されていない」と同時に「妹はずるい」でした。母 を失った悲しみの思い込みは常に姉につきまとい、私への憎しみも常につきまとっていました。マトリックス・リインプリンティングで、家族が仲良く話してい る場面に書き換えたところ術後の痛みが消えたと言っていました。姉は私への憎しみがなんなのかわかったのと自分は大切な母を失ったという思い込みが常に あったと理解したようでした。

カール・ドーソンが「乳がんの人は失うということが引き金で起こるが、お姉さんは家族や恋人など誰か失った経 験があるか?」とセミナーで私に聞きました。私は首をかしげながら「いいえ、誰も失っていません」と言いました。その時カールはとにかく乳がんは「失うと いうトラウマ」で起こる病気だから何かの原因があるのかもしれないねと言っていました※。その時の私は「うーん・・・姉は誰も何もうしなってないしなぁ~・・・」と半信半疑でしたが、まさに一回目のセッションでこの乳がんの原因である「失うというトラウマ」が出てきたのには大変びっくりしました。

姉にそれを話すと大変納得した様子で、自分がなぜ乳がんになったのかよくわかったと言っていました。それ自体が癒やしにつながったようで、母と父のことも少し理解ができたようでした。これからの治療のためにも、もっとセッションをしていきたいと言っています。

私も自分が知らない赤ちゃんの時の出来事が姉にこのような影響を与えていたのを知り、本当にびっくりし、同時になぜ姉が肝心な時はいつも私に辛くあたったのかわかるようになりました。
姉妹の関係も前よりずっと深まり、母への思いも変換して姉はがん治療の後遺症や副作用もなく前ずっと元気になりました。

ほんとうにマトリックス・リインプリンティングはすごいと思いました!また今後も姉妹でマトリックス・リインプリンティングをしていくことになっています。

セラピスト情報

氏名:セラピスト スー(金子しづよ)
※現在、マトリックス・リインプリンティング・ジャパンには登録しておりません