ご主人が二度も脳出血で倒れられ、強い不安と悲しみを感じていたAさん。
トークセッションでは「夫は不自由だ」という1つの強い思いに辿り着きます。

そして更に掘り下げて行ったとき、はっとご本人の目が見開き
「自分が不自由だったんだ…!」と、涙を流して叫んだAさん。
「今まで、夫が不自由だと思ってたんです、違うんだ、私が不自由だったんだ…

不自由なのは自分だという、勇気ある思いに気づいたAさん。
そのまま不自由だという思いと感覚に集中し記憶を探っていきます。

子供の頃、家庭環境が貧しく欲しい物が買ってもらえないという記憶に辿りつきます。
お買い物のシーンの中で、お母さんは好きな物を買ってくれません。
「私だけ同じではない」と不自由さを感じ、悲しい気持ちになります。
そして現れる悲しみや怒りに次々にタッピングを繰り返します。

感情の数値が下がったところで、当時のAちゃんに新しいポジティブな体験をしてもらいます。
好きなお洋服を選んで買ってみたAちゃん。
そしてそれをお母さんに見せてあげます。
するとどうでしょう。

お母さんはニコニコと、素敵だね。と認めてくれます。
Aちゃんが自分自身で選んだ素敵なお洋服を、二人で喜び合います。

エコー(記憶の中の自分)は、特に意識しなくてもご本人にとって必要な体験を自ら教えてくれます。
Aさんの場合は、好きなものを自ら自由に選ぶこと。そしてそれを認めてもらうという2つの体験が、必要だったのかもしれませんね。

以下 感想の一部です。
まだセッションの余韻が残っています。あの喜びに満ちた感覚が…(^^)
あの場で感じたことは、旦那さんに感じていた不安や不自由さが、
実は自分自身が不自由だった、そう感じていたと、
自分の口から出たことへの驚きと、そして腑に落ちたことです。
その後のマトリックスでの書き換えで感じられた、ゆるぎない姿勢で、
自然に、言いたいことを言えて、認められて、一緒に喜んでくれた、
あの嬉しさ、幸福感は至福でした。
あの場所にずっといたかったです。

セラピスト情報

氏名:湯浅 和花
※現在、マトリックス・リインプリンティング・ジャパンには登録しておりません