クライアントのNさんは、出掛ける前の戸締りや火元の確認に30分かかってしまい、その時間を少しでも短縮したいとのお悩みでした。
もし家に泥棒が入ったら、火災が起きたら、周りから自分が責められるのではないか想像すると怖くなり、何度も確認してしまうそうです。

セッ ションに入ると子供の頃の現体験に導かれました。隣の友達の家が火元となる火事の場面でした。おばあちゃんに手を引かれて逃げたけれど、お母さんと妹が見 つからない恐怖でパニックになってしまったのです。
小さな頃のNちゃんに大人のNさんが「助けに来たよー」とタッピングをしてあげながら 、大人のNさんは小さなNちゃんがどうやったらホッとできるかをたずねました。恐怖の場面から“ニコっ”と笑えるようになるまでイメージを塗り替えていき ました。

Nさんは、長女でしっかりしなくてはいけないと思って育ったために、お母さんに甘えた記憶がありませんでした。イメージの中では、誰にも遠慮する ことなくお母さんを独り占めにして思いっきり甘えることが出来たのでした。

 

<感 想>「戸締りの時間が信じられないほど減りました。なんと今は5分です。お陰様でありがとうございました。本当に凄く嬉しいです!自分があんなにも母に甘 えたいと思っていたとは分かっていませんでした。いつも妹たちの母親がわりをしていたので、完璧にしないと いけないと思い、それがプレッシャーになっていたのがよくわかりました。火事の時の恐怖や罪悪感が、戸締りで「何かよからぬことが起きるかもしれない」と 結びついていたのですよね。あれから母との距離が縮んで、会話の時間もたくさん取れるようになり、母も喜んでくれています」

セラピスト情報

氏名:豊岡 那旺
※現在、マトリックス・リインプリンティング・ジャパンには登録しておりません