セラピスト自身のセルフワークの例です。

私が中学生の頃、私の母はいわゆる精神病で、
精神病棟に入院していたことがあります。
精神病棟でできた母の友人は殺人者の人でしたし、
入院していた別のおばあさんには、ヘビの子供だ!と毎回つばをかけられました(笑)だから精神病棟はとても恐かったのですが、
助けなければいけないと無意識で感じていた私は、
葛藤し混乱していました。

私は、その数年間がとてもつらい時期だと思っていました。
ところが今は、全く違います。
セッションの中で当時の母と会話をして認知はすっかり変わってしまいました。
感情解放をした後、イメージの中で私は母にこう尋ねてみたのです。

「どうして病気になったの?」

すると母はにっこりと笑って、素晴らしい答えをくれました。

「お母さんは、ずっと、ずっと子供の頃から、
自分の言いたいことをいつも我慢してきたの。
だって不器用でしょ、だからすぐ、黙っちゃうの。
でもお母さんも、自分のいいたいことを表現する必要があるのよね。
病気になって、人生ではじめて、誰のことも気にせず自分を表現できるの。
だから、もう少し病気でいさせてね。」

そして、母は(イメージの中で)1冊のノートを渡してくれました。
「お母さんの症状で、苦しいことがあったらこのノートに何でも書いてね。
(量子の世界で)いつも見ているから。」

私たちの苦しくてかわいそうな数年間は一瞬でなぎ倒され、
私からみて唯一、母が自己表現できた特別な数年間に変わってしまったのです。

そしてー精神病棟が恐いとか嫌だとか、どんな思いもOKだという感覚に変わり、そして母が見守ってくれている感覚が強く残ります。

なんだか突拍子もないことに聞こえるかもしれませんね。
ところがー私たちの思いを癒す出来事は、案外小さなことだったりします

手をつなぐことだったりー、抱きしめてもらうことだったりー、1冊のノートだったり
その瞬間、瞬間が劇的に思いを変えてしまうのですから、マトリックスリインプリンティングは本当に素晴らしい技術です。

さて、その後、私は病気そのものにOKを出せるようになっただけでなく、
母に対して尊敬の念さえ沸き上がるようになりました。
今ではとても穏やかで調和的な関係を築いています♪

セラピスト情報

氏名:湯浅 和花
※現在、マトリックス・リインプリンティング・ジャパンには登録しておりません