これは知人H氏に行なったセッションの事例です。

私はH氏と何度か一緒にエレベーターに乗った ことがあるのですが、彼はエレベーターに乗ると、目をずっと閉じたまま壁にへばりつくようにして話もできない人でした。セッションのお悩みは、「飛行機が 苦手なので克服したい」とのことで、H氏の動く範囲は新幹線程度に限られていたのでとても困っているようでした。上陸の時のふわ~っとした感覚が怖いらし く 、きっとエレベーターとも共通点があるのでしょう。

セッションでは飛行機が苦手になった原初の場面に誘導しました。すると、前世にまで 遡っていきました。前世の彼は国王です。この国を豊かにして貧しい国民を幸せにする事を常に考えていたそうです。しかし、無念にも大地震が来て、国は全 滅、彼はガレキの下敷きになり、閉鎖された状態で息絶えました。国民を助けられなかった無念さを今世の学びに変えようと決意しました。実際に今世ではその ようなお仕事をされています。

セッションから1年後に私はH氏とエレベーターに乗りました。普通の人と変わらなく目を開けていたので、「えっ!どうしたの?」と尋ねたら、「なんだかよくわかんないけど怖くなくなったんだよ!」と言っていました。マトリックス・リインプリンティングセッションの主訴は「飛行機の問題」でしたから、怖がらずにエレベーターに乗れる様になった事と、セッションとの共通点にこの時はまだ二人とも気づいていませんでした。

更に1年後に突然彼の仕事の業務形態が変わり、世界中に年に10回以上も行くことになったのでした。しかもファーストクラスの飛行機に乗る出張です。以前では決してあり得ない事なのですが、彼は飛行機に乗っても快適らしく「やっぱりファーストクラスはいいな~、ファーストクラスだから飛行機が怖くなくなったのかな~」なんて、呑気そうに話してくれました。彼にとって、飛行機とエレベーターを誘発する恐れは前世体験と明らかにリンクしていました。マトリックス・リインプリンティングで前世の記憶を塗り替えた事により恐れを手放した事例です。

 

<感想>「那旺ちゃんのセッションはいつも面白いことが起こるよね!飛行機とエレベーターが苦にならなくなって助かっています。あれから飛行機に乗る仕事が増えたのも不思議です。あんまり僕を忙しくしないでね!(笑)」

セラピスト情報

氏名:豊岡 那旺
※現在、マトリックス・リインプリンティング・ジャパンには登録しておりません